駅にバスが⁉︎ 初ヒッチハイクの東北初日‼︎
こんにちは!
ご無沙汰してます。
wennyです。
小学生の頃絵日記がいつも三日坊主だった私がブログを続けるのというのはなかなか難しく、前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。すみません。
ただ、自分の将来のためにも、これからはとりあえず書くネタがあるときは、短くてもどんどん書いて行けるよう頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いします。
現在語学の方も絶賛拡大中なので、語学学習で気づいた発見の記事も書いていきたいですね。
さて、今回は冒頭の「こんにちは」が日本語です。
cf.) タイ旅行記では"สวัสดีครับ (sawatdii khrap) !!"と書いていました。
というのも、今回は東北にきており、その記事を書こうと思っているから日本語なのです!!
補講日とテスト期間ということで、(潜っている授業はさておき)授業もテストもなかったので、せっかく数日空くならどこかに行きたいと思い、考えました。
そこで今回は国内、東北に足を運ぶことにしたのです。
今回の東北紀行の目的はズバリ!
震災後8年経った東北の今の姿を見る
ということです。
みなさん、今3.11の被災地がどんな感じかご存知でしょうか?
少なくとも私はイマイチイメージがありませんでした。
震災時小学5年だった私は、中高時代を通して東北に行く機会やきっかけがなく、これまで東北に行ったことがありませんでした。
今回せっかく空いた時間ができたのだから、東北を訪れておきたい、そして今どんな姿なのか、それを見て、そしてごく一部しか見られないだろうし伝えられるのはさらにその一部だろうけれど、いまの東北の姿を伝えたい、という思いで東北に行くことにしました」。
東北行きを決めたのは出発前々日の深夜、もしかしたらもはや前日になっていたかもしれません。
急いで5/30の夜バスタ新宿を出て翌朝仙台に行き、仙台でバスを乗り換えて陸前高田に行くバスと、帰り6/3の夜に仙台を出て翌朝早朝にバスタ新宿に着くバスを予約しました。
東京からの行きと帰りのバスは予約したものの、その間の予定は行って決めようという行き当たりばったり旅です。しかもひとり旅。初めての土地東北。
出発前はとてもワクワクしていました。この後待ち受ける運命も知らずに…
5/30
バイトを終え、バスタ新宿に行き、バスが出たのは24:45のことでした。
翌日5/31の6:15頃に仙台駅前に着き、その後バスを乗り換え陸前高田に行く。
陸前高田に行ったらあとは仙台に向け南下しながら適当なところに泊まりつつ、6/3に仙台に戻って来ればいい、パーフェクトプランだ、そう思っていました。
翌朝6:15頃、予定通りに着いたバス。
さてじゃあ次は乗り換えか、と思ったそのとき、重大なミスに気づきます。
まだ乗り換え先のバスの代金、払ってない!!!!!
コンビニ支払いにしていたのをすっかり忘れていました。
急ぎセブンイレブンに駆け込み、予約番号を入れ、¥2,500の支払い完了!
しかしさらに試練が襲い掛かります。
なんと、次のバスのバス停が、朝着いた場所から
歩いて30分もかかる場所だったのです!
Google Mapを片手にバス停に向かいます
しかし、着いたのは7:12
バスの出発時刻は7:10
バスに乗り遅れた……
¥2,500をドブに捨てた……
たった2分でただの紙切れになった僕のチケット……
電話で問い合わせるも、もちろん乗り遅れでキャンセル・変更ができるわけもなく
絶望の淵です
¥2,500と言ったら1時間以上はバイトで働かないと稼げない額ですよ。
もう茫然自失ですよね
しかし、次第に私に湧いてきた感情、それは
「どうにかしてこの¥2,500、取り返してやる」
つまり、もう一度同じチケットを買うという形で屈することはせず、可能な限り安く行ってやる、¥2,500ドブに捨てたこの状態でも元の予算よりめっちゃ多く払うことになったというのは許されない
とにかく安く北上してやる
そこで思いついた、最安値を叩き出す方法、それが
だったのです!!!
ここにおいて私は人生初の東北の地で、人生初のヒッチハイクを思いがけず行うことになったのです。
コンビニでマジックペンを買い、段ボールをもらい。
ネットで(一般道での)ヒッチハイクのコツを調べました
その中で今回採用したのは
・国道沿いで行う
・比較的近い地名を書く
・「学生」を書いておく
・信号の手前に立つ
これで徐行する多くの車の目に付き、すぐ乗せてもらえるだろうという算段です。
目的地が陸前高田なので、とりあえず仙台から「石巻」を書いて道端に立ちます。
誰も止まってくれない
まあね、すぐ上手く行くとは思ってませんでしたよ
石巻だけ書いてると遠すぎるんですよね、わかりました
仙台石巻は50kmくらいありますもんね
八王子ー東京駅間の距離よりなんなら長いですもんね
じゃあ中間地点の松島も書いておきましょう
30kmないですよ
これなら止まっていただけるかなぁ
誰も止まってくれない
場所が悪いんですかね
市内にいたら市内で用をすませる人が多いですもんね
もう少し東に進んで市内から少し外れたら外に行く人も増えるかなぁ…
こうして15~25分くらい収穫がないと場所を変える、これを4,5回繰り返し…
松島も30kmくらいありますよね、もういっそもっと近く、「多賀城」を書きましょう
10kmくらいだったら、なんとか、なんとか
お願いします!!
場所も移動に移動を重ねた結果、仙台市内から3kmほど離れた宮城野原駅の近くまで来ていました。
次の仙台ー陸前高田の¥2,500のバスは13:00過ぎに出ます。
このまま成果が出ないようならバスのチケットを買うか…
そんなことを考え始めたとき、
なんと
なんと
一人の男性が止まって(赤信号で止まっていただけなのですが)乗せて行ってくれると申し出てくださったのです!
土木関係の方ということで、会社がある東松島まで行く途中とのことでした。
ようやくヒッチハイクに成功、乗せてくださった方には感謝しかありません。
しかも東松島でも十分だったのにも関わらず、なんと車内で話すうちに石巻まで送っていただけることに…
神ですか
本当にありがたいという気持ちです。
車内ではお仕事の話や震災時の話、地域の話などをしました。
プライバシーの問題もあるので詳しくは書けませんが
興味深い話としては、復興バブルの終わりですね
これまでは震災で壊れたインフラの再生のためにいわばバブルのような状態だったらしいのですが、8年経ち流石にインフラ整備も多くが終了、これから不況に向かって行くだろうから、ほかの地域に出張しに行ったりしなければいけないということでした
実際にこのあといく石巻や気仙沼も、私が見た範囲内ではインフラは当然、街の様子もごくありふれた街と同じような感じになっていました。
ただし同時に、南三陸のあたりはまだ復興作業途中ということで、宿なども少ないだろうということでした。
南三陸での滞在が困難となると、石巻に着いたら石巻で止まるか、石巻から電車で行くか、石巻から気仙沼までの84kmをヒッチハイクするか
私は仙台ー石巻の50kmで限界を感じ、もう少し限界状況でない状況で練習してからヒッチハイクをしようと思い、高速道路から下りて石巻駅でおろしてもらいました。
そしてこのあとの予定を石巻で考えました。
徒歩やレンタサイクルを駆使することで安く済ませられるだろうと
ということで初日は石巻から気仙沼に行き、2日目に陸前高田に、3日目に南三陸へ行ってそのまま仙台に、というプランを立てました
ということで、この日は(あまり時間はありませんでしたが)石巻、その後JR気仙沼線BRTなどで気仙沼へという行程を取りました。
ではまず石巻で受けた印象を。
石巻は被災地の中でも浸水面積が非常に広く、海まで徒歩30分以上かかるような石巻駅でも浸水したような場所です。
今回電車の時間の都合で海の方までいけなかったので、海沿いは状況が違うのかもしれませんが、少なくとも駅周辺はこうした浸水を示す表示がない限り震災の痕跡はわかりませんでした。
街の雰囲気は一地方都市という感じで、まあ石ノ森章太郎の街という感じでした
市役所は商業施設が撤退したあとそこを使用しているとのこと(ヒッチハイクで知った情報)
こうして石巻をほんの少し回って見たあと、石巻線と気仙沼線で気仙沼に向かいます
石巻線から気仙沼線に乗り換えるわけですが、気仙沼線はこちら↓
なんとバスなんですね
BRT、即ちバス輸送システムが気仙沼線では採用されています
これは震災で甚大な被害を受けた気仙沼線の復旧を断念し、BRTによる気仙沼線をもって気仙沼線の復旧とした、という経緯があります。
これが私が今回東北に行って最初に実感した「震災の爪痕」でした。
ちなみにこれは気仙沼の画像ですが、駅にバスばかりという奇妙な光景でした
あと気仙沼や石巻は「駅」って感じがしますが、ほかの場所は駅も駅っぽくないです
加えて、(気仙沼線という名のバスの中ではほとんど寝ていたのですが)たまたま目を覚ました南三陸のあたりの様子がこちら
やはり石巻とは雰囲気が異なり、街全体が新しく綺麗です
まあ内地しか見ていない石巻と、海に近いところを見た南三陸の違いかもしれませんが
こうして着きました気仙沼
電車(半分以上バスですが)で¥1,710です
まあ¥2,500と比べたら(陸前高田までいけてないですけど)安くすみました
石巻まで連れて行っていただいたおかげですね、感謝感謝です
まあ気仙沼も駅のあたりは普通の街並みでしたね
強いていうなら旅館が多い、少し和風で古風な雰囲気もありました
温泉街とか参道に近い印象です
この日はそのあと銭湯に行き、宿を探し、いくつかの宿に空いていないと言われた後、ホテルを見つけてチェックイン
今日はイレギュラーが多すぎて精神的に疲れましたが、明日はもっとスムーズに行きたいですね